(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「伊沢さんの本がほしい。」
龍之介ちゃんはその日、朝から渋谷で行われるそっくり模試に出かけていきました。テストが終わったら電車で移動して、夕方からは自塾の授業に出ることになっていました。
そっくり模試から自塾の授業まで3時間もあるので、早く塾に行って自習をするのだろうと思っていました。
ところが、
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「本屋さんでさ、東大王の伊沢さんの本を立ち読みしていたら、最後まで読みたくなっちゃったんだよ。」
(; ̄ー ̄A←お母さん
「わかった。買ってくるわ。」
さらに、
Σ( ̄ー ̄ )←お母さん
「ん?みたこともないノートを使っているのね?」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「あ~。立ち読みしてもまだ時間があったから、ロフトによったんだよ。で、新しいノートを買ったの。」
(ーー;)←お母さん
「あっそ。」
そう説明しながら、龍之介ちゃんはかばんからおもむろに耳栓を取りだして、つけ始めたのです。
Σ( ̄ー ̄ )←お母さん
「え?耳栓…」
もちろん、耳栓など買い与えたことはありません。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「あー。本藤も宇田川も耳栓を持っているんだよね。東急ハンズに移動して、買ったんだよ。」
(ーー;)←お母さん
ん?めちゃくちゃ散策してないか?
本屋さん、文房具屋さんのはしごだけにとどまらず、
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「途中でおなかがすいたから、マクドナルドでポテトを食べたんだよ。」
Σ( ̄ロ ̄lll)←お母さん
渋谷をめちゃくちゃ満喫している…もう合格したかのように…
(; ・`ω・´)←お母さん
「で!龍之介ちゃん!今日のテストはどうだったの?」
Σ(ㆆ_ㆆlll)ビク!←龍之介ちゃん
龍之介ちゃんは黙っていました。きっとまたどれもできなかったに違いありません。
そして先ほど、テスト結果が出たのです。
Σ((φ( ̄ロ ̄lll)←お母さん
続く…