娘が通う塾『東工大○○会』から、保護者会の案内が来ました。
(*￣∇￣)ノ←母
「あら、その日、お母さんはバイトがあるから、保護者会にはお父さんが行ってきてね？」
(*￣∇￣*)←母
「じゃあ、お父さんが行ってくるよ！」
その日、お父さんは1人で保護者会に向かいました。
夜遅く保護者会から帰ってきたお父さんの気持ちは高揚していました。
(； ･`ω･´)←主人
「すごい保護者会だったよ。
まず、先生が…
(*￣∇￣)ノ←先生
『皆さんのお子さんができないのは、やってもできないのではありません。
まだ、やっていないのです。やれば必ずできるようになります！
もっとうちの塾を利用してください！
勉強の出来は、勉強した時間で９９%決まります。
朝から晩までうちの塾に来て、勉強して下さい！！
うちは、繰り返し何度も演習させて、キッチリ基礎を固めます。』
Σ(￣ロ￣lll)←主人
王道だな！
↑※心の声
(*￣∇￣)ノ←主人
「俺はこんな塾を探していたんだよ。」
(;￣ー￣A←母
「え…」
(； ･`ω･´)←主人
「それに、会ってきたよ？
今年、東大を受ける生徒に。」
( ・ω・)←母
「あー。本当にいるでしょ？
すごいのが。」
(； ･`ω･´)←主人
「めちゃくちゃ賢そうだな。その上、爽やかで品がいい。なんだ？あの好青年は…」
(;￣ー￣A←母
「でも、あの塾に通えばみんなが東大に行けるわけじゃないから…」
(； ･`ω･´)←主人
「わかってるよ！そんなこと。」
( ・ω・)←母
「うちの娘がまともに一般入試で戦ったら、✕✕大学くらいなんじゃないかしら？と思うと怖くてまともに戦えないわよ。」
(￣□||||！！←主人
「えー！！そんなわけないだろ？あの塾でまともにやれば、都内国立○○大くらいは入れんじゃね？」
(； ･`ω･´)←母
「はあ？都内国立○○大なんか入れるわけないじゃない！」
Σ(￣ロ￣lll)←主人
「○○大は意外と難しいのか？」
(>ω<。)←母
「○○大の難易度なんて知らないわよ！
娘があなたに似てアホだから、行けそうにないって言ってるのよ。」
(￣□||||！！←主人
(； ･`ω･´)←主人
「先生に目指す大学はどこですか？って聞かれたんだけどね？」
( ・ω・)←母
「なんて答えたの？」
(； ･`ω･´)←主人
「都内国立○○大とか…あつかましいけれど、できたら、九州大学かY国立大学か北海道大学に行きたいです！って言ってみたんだよ。」
(￣□||||！！←母
「えー！！！」
(￣∇￣*)ゞ←主人
「ちょっとあつかましい志望校だったかな？」
(； ･`ω･´)←母
「何、シレッと旧帝の間にY国を挟んできてんのよ！
危うく、Y国を旧帝と誤認してしまうところだったじゃないの！」
(￣∇￣*)ゞ←主人
「てへ。」
(； ･`ω･´)←主人
「とにかく、俺はあの塾で全教科毎日見てもらうプランに申し込むから。」
Σ(￣ロ￣lll)←母
「あなた！全教科見てもらうプランがいくらするか知っているの？」
(； ･`ω･´)←主人
「◯万円だろ？」
( ・ω・)←母
「今から、毎月◯万円かかって、
春夏冬休みは講習授業に○◯万円。
春と夏には合宿があって○◯万円…
全部合わせて1年間で○◯○万円もするのよ…」
(￣□||||！！←主人
「…。」
(； ･`ω･´)←母
「あと2年半もあるのに、1年に○◯○万円もかかるのよ？
もし、一般入試で✕✕大学にしか受からなかったら、どうなるのよ…」
(￣□||||！！←主人
がーん…
「○◯◯万円もかけて、✕✕大学…」
母と主人は、夜遅くまで今後の展望について話し合うのでした。
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