鈴木さんちの貧しい教育

中堅高校に通う娘の大学受験をソッと見守る?ブログです

中堅校からの旧帝大

12年前、ある町で幼稚園のバスを待っているとき、学年が上のママが教育についていろいろ教えてくれました。

その人は、母が一番尊敬するママです。

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「あー。胎教?やっていたわよ?

おなかの赤ちゃんに白黒のカード見せたり、音楽を聞かせたり、話しかけたりするのよ?」

 

(ーωー)←母

「え?おなかの赤ちゃんにカードが見えるんですか?」

 

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「わからない!でも、それで偏差値が1でも上がるんだったら、やる価値があるんじゃないかしら?」

 

(; ̄ー ̄A←母

「はぁ…」


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一人目のお子さんが小学生のとき、

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「数学ができるようになる習い事をしているのよ?」

 

(; ・`ω・´)←母

「なんですか?それは!」

 

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「お月謝のすごく高いそろばんなんだけどね?効果があるのよ。」

 

(ーωー)←尊敬するママ

「お月謝が高いのなら、効果がないとね…」

 

しばらく経って

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「もうすぐ中学受験が始まるの。町一番の中学に行かせたいのよ!だから、町一番の塾に行かせようと思うの!」

 

(; ・`ω・´)←母

「がんばって下さい!」

 

 中学受験真っ只中のことです。

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「子どもの勉強の見張りには、雑誌がいいわよ?」

 

(* ̄∇ ̄)ノ←母

「え?なんでですか?」

 

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「小説だと集中し過ぎて、子どもがサボっていることに気がつかないのよ。だから、雑誌をペラペラめくりながら見張るのが一番よ!」

 

((φ( ̄ー ̄ )←母

「なるほど…」

 

そのママの発言は、後から思い返せば、最もな意見が多くありました。

 

そして、一人目のお子さんの中学受験が終わりました。

(-_-#)←尊敬するママ

「町一番の中学はダメだった。」

 

(-_-#)←母

「残念です。」

 

また何年か経って、二人目のお子さんの中学受験が終わりました。

(-_-#)←尊敬するママ

「また、町一番の中学はダメだった。」

 

(-_-#)←母

「本当に、残念です。」

 

そのママのすごいところは、上の二人で結果が出なかったので、三人目からはやり方を変えたていたことです。

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「高いそろばんみたいなのはもうやめて、公文にしたわ!塾も町一番の塾はもうやめて、町に新しくやってきた中学受験塾にするわ!」

 

やり方をすべて変えて、三人目のお子さんの中学受験に挑みました。

(-_-#)←尊敬するママ

「それでも、町一番の中学はダメだった。」

 

Σ(-_-#)←母

また?←心の声

「ざ…残念としか。」

 

さらにまた、何年か経って四人目のお子さんの中学受験が終わりました。

(>ω<。)←母

もう、こわくて聞けない…

↑※これまでも、聞いたわけではありません。向こうから教えてもらったのです。

 

しばらく経って、共通の友人から結果を聞きました。

(-_-#)←共通の友人

「○○さん、四人目も町一番は、ダメだったらしい。」

 

Σ( ̄ロ ̄lll)←母

ガーン!ガーン!ガーン!ガーン!

「結局、あの家からは、誰一人として町一番の中学には入れなかったのか…」

 

産まれる前から、あれだけがんばって来たのに、一人も町一番の中学には入れなかったのです。

彼女の努力は報われなさ過ぎだと思いました。

もうこのまま、ママはランチに明け暮れ、お子さんは勉強なんかしなくなって、

親子共々腐ってしまって、子ども全員聞いたことのない大学に、何の目標もなく進学することになるのだろう。と考えました。

 

その一年後、今度はうちの中学受験が終わりました。

(>ω<。)←母

「ぴえん!娘が、誰でも受かる中学に進学することになりました。あんなにがんばってきたのに!!本当に悔しいです!!」

 

そのとき、そのママが言いました。

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「そんなの大丈夫!勝負はこれからよ!中3から塾にまた放り込めばいいのよ!うちの子どもたち、町二番の学校で、今はトップなの!

思えば、胎教も幼児教室もいい幼稚園も小学校の習い事も難関中学も何もいらなかったと思う。勉強なんて中3からで十分よ!あ!プロ家庭教師があると、なおいいかも♡」

 

(  ̄ー ̄)←母

「…。」

 

そして、一人目のお子さんの大学受験結果の連絡が来ました。

o(*≧∇≦)ノ←尊敬するママ

「ヤッタ!!旧帝工学部に受かったわよ~」

 

Σ( ̄ロ ̄lll)←母

「えー!!旧帝?」

 

町一番の学校からも、簡単に旧帝に受かることなどありません。そのママは二番手の学校で腐らずサポートし続けたのです。

 

二人目のお子さんの大学受験結果も、かなり難しい方の旧帝工学部に受かりました。それを辞退して私学の医学部に進学しました。

 

そのままは勢いづいて言いました。

(* ̄∇ ̄)ノ←尊敬するママ

「三人目はもっとすごいわよ?途中でやり方を変えているからね?一番賢いかも!

うちから、ついに国立の医学部が出ちゃうかもよ?ホーッホホホホホホッ!!」

 

Σ( ̄ロ ̄lll)←母

「すごい!すご過ぎる!!!」

 

このママががんばってもがんばっても全く報われなかった姿を、母は何年も見てきました。

町の人は、『あれだけやってもダメなんだ!』という空気でこの親子を見ていたように思います。

それでもこのママは腐らず、子どもさんを信じて一緒にがんばり続けたのです。

 

母は思いました。

人間、諦めずにがんばり続ければ、いつか報われるのではないか?

お母さんも最後まで絶対に諦めずに、娘をサポートし続けよう!いつか、報われるときがくるかもしれない!!と。

 

 

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