母は20年間、義理の父が大嫌いでした。
初めて義理実家に行ったとき、義理の妹に言われました。
「同志社の内部進学って、慶応の内部進学くらいバカなの?」
「え…」
義理一家は内部進学で大学に入った人をたとえ慶応であっても、バカにしているのです。
※慶応の内部進学の方、すみません。
義父は東京一工を出ています。
義父は言います。
「東京に大学は、東大、一橋、東工大と早慶しかない!息子は大学を出ていないも同然だ。」
(-_-#)←主人
「…。」
「え?○○大学?そんなの人間じゃないよ。」
「…。」
(-_-#)(-_-#)←主人と母
↑※ギリ人間か?
「両親がたいした大学も出ていないのに、子供が賢いわけがない。もうあきらめなさい。」
(-_-#)(-_-#)(-_-#)←主人と母と娘
「…。」
いつも、義理実家に行っては夫婦でバカにされて、嫌な思いをしてきました。
母は、この世で義父が一番嫌いでした。
娘を義父も認める大学に入れなければならない!と必死で勉強させてきました。
大学もたくさん調べて、この成績でなんとかできないものかとずっと考えてきました。
ある日、YouTubeで大学のオープンキャンパスを回っていたときのことです。
たまたまwakatte TVというYouTubeチャンネルを見つけてしまいました。
「あはははは。自分!Fラン大学やん!」
わかってTVは、街ゆく人に学歴を聞いては、バカにしていました。
(; ・`ω・´)ムカ!
「何?この動画。人の通う大学をこんなにバカにして…」
初めは義父を思い出し、すぐに動画を消しました。
でも、こわいものみたさから恐る恐るもう一度みてしまい、
三個目の動画くらいからは、ゲラゲラ笑って見ていました。
これまで、子供には、
「人は皆、自分の学校を誇りに思っている!人の学校をバカにしてはならない!」
と教えてきたので、うちの教育理念には合わないのですが、とりあえず子供にも見せておきました。
「こんな風にバカにする人がいるんだよ?勉強しないといけないんだよ?」
娘は言いました。
「この人、最低だな!」
「うんうん!最低だね!」
でも、母は心の中で思いました。
(人としては最低だけど、ここまでくるとめちゃめちゃおもしろいんだけど。)
今、母は義理実家に行くことを密かに楽しみにしています。
だって、そこには高田ふーみんみたいなのがいるのですから。
「あはははは。そんなバカな大学、行ってもムダだよ~」
とか、義父は本当に言います。
頭の中で、母はそのチャンネルのびーやまというキャラクターになり、
「ヤメロオマエ!」
と言って、うちのふーみんを制止して楽しんでいます。
母は、高田ふーみんのおかけで義父をなんとも思わなくなりました。
もし、ご自分のまわりに学歴で人を判断する人がいて苦しんでいるのなら、わかってTVを見てみてください。
なんか、どうでもよくなります。
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