(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「もし、もしも俺が受かるようなことになったら…」
(; ・`ω・´)←お母さん
「珍しいわね。そんなことを言うなんて。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「来年の塾の激励の会に呼ばれて、
(ㆆ_ㆆ)ノ←後輩
『はいはいはい!偏差値はどのくらいありましたか?』
とか、聞かれるのかな?」
(* ̄∇ ̄)ノ←お母さん
「50です♡って言えばいいじゃない。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「53のときもあったから、53にしておくよ。」
(ーー;)←お母さん
「やっぱり、呼ばれないんじゃないかしら。塾も53でもA布に受かるのかと思われたくないだろうし。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「そうだね。努力しなくなったら困るから、偏差値が60の人を呼ぶよね。」
(ーー;)←お母さん
受からないから、そこ、心配しなくてもいいわよ。←ここは心の声
その夜、お母さんたちは違う心配をしていました。
Σ(๑¯∇¯๑)←お父さん
「え?A布の合格発表は掲示板なの?」
(; ・`ω・´)←お母さん
「そうなの。見に行かないといけないの。」
(>ω<。)←お母さん
「受けに行くときは、まだ落ちていないから行けるわよ。でも、合格発表は行ったら落ちているのよ?」
(๑¯ー¯๑)←お父さん
「息子に一生忘れられない傷を負わせることになるから、本人には絶対に見せられないな。
お父さんが行こうか?」
(>ω<。)←お母さん
「お願いしようかしら…
お兄ちゃんが大学受験一年目で落ちた掲示板も見てしまったし。桜子さんが落ちた掲示板も見てしまったし。息子が落ちる掲示板まで見たくはないわ!」
そして次の日、
(* ̄∇ ̄)ノ←お母さん
「合格発表はお父さんが一人で見てきてくれることになったから。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「え?俺、見たいけど。」
(; ・`ω・´)←お母さん
「何言ってるの!ないときのショックはすごいのよ?泣きながら帰らなくてはならないの!ものすごくツラいのよ?一生忘れられないわよ?もう、二度と立ち直れないかもしれないんだから!」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「俺の受験なのに、なんでお父さんが見るんだよ!」
(>ω<。)←お母さん
「みんな、行きたくないのよ!
でも、もしかすると、絶対ないとは思うけれど、まん万が一、受かっていたらいけないじゃない?
だから、本当に落ちたかどうかを確認しなければならないのよ!」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「なんだよ。それ。」