他塾の特訓で、友人ができたようです。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「さすがに、何回も一緒になったから。何人かは話をする人ができたよ。」
( ・`ω・´)←お母さん
「よかったじゃない。で、どんなお友達なの?」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「その塾の子だよ。」
(; ・`ω・´)←お母さん
「ふーん。どこの校舎から来ているのかしら?」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「それは聞いてない。」
その塾の子供たちも、一ヶ所の校舎に集められているため、秋から特訓に来た小さな校舎の子などは、他塾から来た龍之介ちゃんとなんら変わらないアウェイな感じなのでしょう。龍之介ちゃんのことも、どこかの小さな校舎の生徒だと思っているはずです。
まさか、他塾の生徒だとは…
それから何日かして、特訓内部のテストがありました。お友達ができた龍之介ちゃんは楽しそうに出かけていきました。
ところが、
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「今日は、また知らない人だらけだった。他の人もみんな、本を読んでご飯を食べていたよ。みんな一言も話さなかった。」
(-_-#)←お母さん
「あら、残念だったわね。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「いいんだよ。友達を作りに行っているわけじゃないから。今日もめちゃくちゃためになる解説だったよ!」
他塾の特訓は、授業がとても楽しいようです。その塾の最高の先生がそこに集められていて、どの先生もひきつける授業をして下さるようです。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「全く眠くないし、めちゃくちゃ集中できるんだよ。すごい授業なんだよ。」
お友達がほとんどいなくても、集中できる楽しい授業の成果が出てきたのでしょうか?
龍之介ちゃんの成績は、ついに他塾の特訓の人並みとなりました。
!Σ( ̄□ ̄;)←お母さん
「うわ!ついに、人並みになったわ。」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「ついに、他塾の特訓でも人並みになったか。どこにいても人並みにはなれるんだよな。あいつ。なんかすごいな。」
(* ̄∇ ̄)ノ←お母さん
「これは特技よね。」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「で、この塾の特訓で人並みだったら、受かるのか?」
(; ・`ω・´)←お母さん
「それは、無理よ。例年上位4割強が受かる感じよ。」
(๑¯ー¯๑)←お父さん
「それだったら、無理だな。龍之介は人並みにはなれるけれど、人並み以上になることはないからね。」
(; ・`ω・´)←お母さん
「いや、総責任者の先生が、今年は○人くらいは受からせます!っておっしゃったわよ?」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「お!その○人って、特訓全体の何割にあたるのか、計算してみるか…」
先生のおっしゃる○人は半分より少し足りないくらいの人数でした。
(ーー;)(๑¯ー¯๑;)
「う~ん…」