龍之介ちゃんは総合テストで普通より少しだけ良い成績をとりました。でも、よくみてみると算数で3つも計算間違いをしていたのです。
(>ω<。)←お母さん
「く~!この計算間違い3つがなければ、算数偏差値は57で、成績はもっとよかったのに!」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「おまえ、また『龍之介は本当は算数偏差値57よ?』とか思っているんじゃないだろうね?」
(; ̄ー ̄A←お母さん
「まあ、ちょっと思ってしまっているかな。」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「龍之介の算数偏差値は50なんだよ。計算間違いも実力のうちだからね?もっと現実を見ろよ。」
(ーωー)←お母さん
「そうね…。」
さらに、このテストでどのくらいの点数をとった先輩がどこの中学に合格したかなどの資料もあります。
o(*≧∇≦)ノ←お母さん
「キャー!龍之介ちゃんの点数には麻布も海城もいっぱいいるわ!やったぁ~」
とお母さんが喜んでいました。すると横からお父さんが覗きこんできて、
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「どれどれ。確かに麻布と海城もパラパラはいるね。この人たちはこのあと、よほどがんばったんだろうね。ん?でも、こっちには■■しか受かっていない人がいるよ?ここには▲▲しか受からなかった人も。あ!この人なんて●●だよ。あちゃー。桜子さんみたいだな。」
(ーωー)←お母さん
「…。」
(๑¯∇¯๑)←お父さん
「またお前はいい方ばかりを見て…あまりよくなかった結果もちゃんと見ろよ。現実はこんなもんなんだよ。」
(ーωー)←お母さん
「…。お父さんと話をしていたら、どこにも受からない気がしてきたわ…。」
同じテストの結果を見ても、人によって感じ方はずいぶん違うようです。