中学入試の問題は社会も国語も長文が出願されます。
龍之介ちゃんは毎日、YouTubeとゲームをして過ごしていました。塾の行き来にニュースは見ても、活字を読む機会はほとんどありません。
活字に触れる機会を増やすために、夏休みは無理矢理サピの問題文を読ませたりしていました。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「こんなの長すぎる!」
嫌々読んで、頭に入っていたか定かではありません。
秋の初め、スポーツ新聞なら読むかもしれない!と思い、リビングに広げておいてみました。
すると、狙い通り龍之介ちゃんはスポーツ新聞に食いついていました。
( ̄ー ̄)ニヤリ
しめしめ、これで活字慣れができそうだ。
コンビニでスポーツ新聞を買ってはリビングに転がしておきました。そのたび龍之介ちゃんはそれを楽しく読んでいました。
ところが…
(ーー;)←お父さん
「スポーツ新聞には、いかがわしい欄があるんだよ。教育上よくないよ。」
突然、お父さんが反対してきたのです。お母さんは受験に成功するのなら、少しくらいスケベになってもよい!とさえ思っていたのですが、それを大反対されたものだから、スポーツ新聞作戦はなくなく断念となりました。
他に少しでも活字を読ませる方法はないものか?
(¯―¯٥)
お母さんはずっと考えていました。
ある日、龍之介ちゃんが二宮金次郎のように、文庫本を読みながら帰ってきたのです。
Σ(゜o゜;←お母さん
「それは、いったい何の本なの?」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「甲子園の秘密」
(¯―¯٥)←お母さん
「やっぱり、そっち系か…」
(๑•̀ㅁ•́๑)✧←お母さん
あ!野球雑誌ならどうだろう?
今度はコンビニではなく本屋さんに、野球雑誌を見に行ってみました。
最初に手にとった月刊誌は、文字が少なくカラー写真ばかりのものでした。
( ・ิω・ิ)←お母さん
「これは楽しそうだなぁ〜」
(>ω<)←お母さん
「いや、違う!楽しさなんて求めていない!もっと活字がいっぱいの野球雑誌がほしいのよ!」
次に手にした野球雑誌は、写真は少なく白黒で活字だらけでした。
(ーー;)←お母さん
「写真、少ないなぁ。活字だらけじゃん…これを野球ファンは楽しく読むのか…あまり楽しそうじゃないけれど。」
その活字だらけの週刊ベースボールを買ってまた以前のように、リビングに転がして?おきました。
秒殺でした。
( ̄ー ̄)ニヤリ
野球雑誌、いけるな。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「お母さん、これはなんて読むの?」
( ・ิω・ิ)←お母さん
「ん?どれどれ。鯉?だけど…」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「あー。広島カープのことか。鷹がホークスだね。」
(ーー;)←お母さん
「あー。カープね。英語の勉強にもなるじゃないの…」