何年か前、京大生が車の行き交う百万遍の交差点の真ん中に、こたつを置いてお鍋をして逮捕されました。
母は思いました。
(*￣∇￣)ノ←母
「麻雀をしていたのかしら？」
彼らはお鍋をしていたようです。
母は大学1回生(1年生)のとき、麻雀サークルに入っていました。
そのサークルで一番のイベントは、大学入試当日、大学正門前にコタツを出して、はんてんを着て麻雀をすることでした。
これは新入生に向けて、サークルを宣伝するために行われました。
他のサークルも宣伝をするため、入試日には正門前に何個もコタツが並ぶ！と先輩が話していました。
受験生が神妙な面持ちで大学入試を受けに来る中、正門前でコタツにサークルののぼりを立てて、受験生を横目にじゃらじゃらと麻雀をするのです。
サークルの仲間が言いました。
「自分が入試のときに、このバカらしい光景を見て、絶対に受かって、来年ここで麻雀をする！って決めていたんだよ。」
サークルの宣伝効果はあったようです。入試日にこたつを見て、このサークルに入った人ばかりでした。
(-_-#)
↑※内部進学だから、入試日のことはわからない…
母は、バイトと授業が忙しかったため、大学入試日の前にサークルをやめてしまい、このイベントに参加することはありませんでした。
後に、このイベントだけは参加してからサークルを去ればよかったと後悔しています。
母の父親は、麻雀が原因で大学を二度中退しています。入り直して、また中退…
主人も浪人時代、予備校をさぼっては、麻雀をしていたと言います。
(;￣ー￣A←母
麻雀をしなかったら、どこの大学だったのかしら…
先日、娘が言いました。
「今、学校で麻雀が流行っているの！」
Σ(￣ロ￣lll)ガーン…
「え！麻雀は人をダメにするのよ？」
麻雀で道を踏み外す人はたくさんいます。
でも、娘には楽しい大学生活をイメージさせなければならないと思い直し、母のサークルの話をしました。
(*￣∇￣)ノ←母
「昔、お母さんが麻雀サークルにいたとき、入試日にコタツを出して、正門前で麻雀をしていたよ？」
主人が言いました。
( ・ω・)←主人
「東京でそんな話、聞いたことがないけれど。」
(-_-#)←母
「え？京都だけ？どこの大学も大学入試日は、コタツを出して新入生を無言で勧誘しているのかと思っていたわ。
交差点にこたつを置いて捕まるくらいだから、京大はやっていると思うよ？」
他の東京人にも、入試日のことを聞いてみました。
(*￣∇￣)ノ←母
「入試当日にこたつを出して麻雀している人っていた？」
Σ(￣ロ￣lll)
「え？鈴木さん、麻雀サークルだったの？」
(-_-#)←母
「あ…まあ一応。」
(； ･`ω･´)
「そんな話、聞いたことがないわよ？
あ！うちが品のいい学習院大学だったからかな？
早稲田や一橋なんかは変わった人が大勢いるから、そんなサークルもあったのかもしれないわよ？」
(-_-#)
東京にそんな文化はないのかな？
京都だけなんだ…今の京都もどうかはわからないけれど
娘が、カッコいい東京の大学に進学するのもいいけれど、『学生の街、京都』でふざけた学生生活を送ってもいいのではないか？
と思うのでした。
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