Σ( ̄ロ ̄lll)←お母さん
「え?この町の全てのタクシーが?」
(* ̄∇ ̄)ノ←ホテルマン
「はい!町の全てのタクシーが愛光受験生の予約でいっぱいです。」
お母さんと龍之介ちゃんは慌てて電車で愛光に向かいました。
駅に一つしかない券売機には大行列ができていました。
Σ( ̄ロ ̄lll)←イコカの方
「え?イコカが使えないんですか?」
Σ( ̄ロ ̄lll)←パスモの方
「え?パスモも?」
みな、あきらめて券売機の行列に並びます。
小さなホームは愛光受験生であふれかえっていました。
学校に着いて関西最大手H学園の黄色い団体を探しましたが、見つかりません。
大きな団体と言えば、地元の日能研と寺子屋くらいでした。賢そうですが、こわくはありません。
(; ̄ー ̄A←お母さん
「黄色い団体が見たかったのに。」
(* ̄∇ ̄)ノ←地元の友人
「愛光はこの町の開成なんだよ。この町の賢い子どもは皆、小さいときから愛光に入ることを夢見て勉強してきたんだよ。
中でも、女子はめちゃくちゃ賢いはずよ?数が少ないから!」
愛光の受験は、1科目終わるごとに親元に帰されるという特殊なものでした。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「何?このマザコン集団みたいな受験制度は。」
↑※愛光関係者の方、不適切な表現ですみません。
(* ̄∇ ̄)ノ←お母さん
「いや、きっと、ビビりで力が出せない天才をこのやり方で拾いたいんじゃないかしら?親の顔を見れば、落ちついて本当の力が出せるから。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「あー。だから、うちのおじさんはこの学校にだけは拾ってもらえたのか。」
(; ̄ー ̄A←お母さん
「ん?うちのお兄さんはマザコンだったのか…」
愛光は、古いけれどもあたたかみのある寮で、今も変わらず地方名門校でした。また、住む人も優しくてとても素敵な町にある学校でした。
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