娘が勉強合宿に出かけて数日が経ちました。
(*￣∇￣*)←母
「本人はスマホを取り上げられていて連絡ができないし。塾からも何の連絡も来ないわ。
幸せね。」
(*￣∇￣)ノ←主人
「そうだな。
あいつのダラダラした姿を見るとイライラするんだよ。見えないところで勉強しているかと思うとホッとするよな。
365日毎日、勉強合宿に行けばいいのに。」
(*￣∇￣*)←母
「ほんと！合宿、最高ね♡」
娘の合宿中、母と主人は幸せに暮らしていました。
ところが突然、塾から電話がかかってきたのです。
(； ･`ω･´)ノ目←カリスマ塾長
「鈴木さん！大変です！
合宿場で数人の発熱がありました。その数人は隔離しましたが、
もしかすると、これは…く…く…
クラスターかもしれません。」
Σ(￣ロ￣lll)Σ(￣ロ￣lll)ノ目
「え！！クラスター？」
(-_- )(-_- )ノ目
「お父さん、クラスターだって。
心配だったら、娘さんを帰しましょうか？とか言われたわよ？どうする？」
「いや、ここで下手に帰って来られたら、うちでクラスターが起こるだろ。」
「そうよね？あっちでみんなとうつしあえばいいわよね？
どうせ、若い子なんてすぐによくなるんだから…」
(； ･`ω･´)ノ目←カリスマ塾長
「どうされますか？お母さん！」
( ・ω・)( ・ω・)ノ目
「あ…先生、そのままでお願いします。」
(； ･`ω･´)ノ目←カリスマ塾長
「え？いいんですか？娘さんはまだ発熱していないんですよ？」
( ・ω・)( ・ω・)ノ目
「はい…けっこうです。
娘にはそこにとどまるように言って下さい。」
娘は、そのまま合宿場に残ることになりました。
(*￣∇￣*)(*￣∇￣*)
「娘がいないと、お父さんとケンカにもならないわね。」
「そうだな。あのアホの娘のことでどれだけ夫婦ゲンカをしてきたことか…」
合宿の残りの日々も夫婦で穏やかに暮らしました。
それから10日ほど経って、ヨレヨレの娘が家に帰ってきました。
(*´Д｀)←娘
「ただいま～
あの騒ぎは結局、クラスターではなかったんだよ。」
( ・ω・)( ・ω・)
「じゃあ、なんで何人も発熱したのよ？」
(*´Д｀)←娘
「 毎日17時間勉強させられたことにより、知恵熱を出す人が続出したんだよ。
それでクラスターと勘違いして大騒ぎになったんだよ…
発熱する人が続出するほど恐ろしい合宿だったよ…」
(*￣∇￣*)(*￣∇￣*)
「あら…大変だったわね～」
「そんなすごい合宿だったのなら、来年は3週間コースに申し込もうか。」
(´□`; 三 ;´□`)←娘
「さ…3週間なんて無理だよ…」
(￢_￢)←母
「あなたは知恵熱を出さなかったんだから、まだいけるわよ。
合宿どころか、高３の二学期から先生のところに住み込んだらいいんじゃないの？」
(￣□||||！！←娘
「…。」
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