娘が中学に入学したとき、選抜クラスに所属する生徒のほとんどが特待生でした。
「うちは、入学金免除だけ!」
「うちは、授業料半額よ!」
「うちは、全額免除!」
ママたちは、自己紹介のついでに何の特待で入ったかも話しました。
クラスで特待生ではなかったのが、うちとあと二人くらいでした。
中堅校の受験では、受ければ受けるほど、毎日加点されていくというものがあります。
特待生の中には、毎日毎日加点されて、最終日に特待生になった人もいました。
(-_-#)
加点の特待生とか、どうよ?
二年生になって、クラス中に溢れていた特待生は、みな特待生制度を外されていました。
(-_-#)
「え?特待生、めちゃめちゃ減っているんだけど…」
学校側は入学さえしてくれれば、二年目からは授業料を取ってもやめないだろう。と考えたのでしょう。みんなはまんまとその策にヤられていました。
二年目からは母が知る限り、全額特待生は二人だけでした。
そして、特待生制度を一度でも受けた者が、高校受験で出ようものなら、授業料を返還しなければならないのです。
高校受験をする特待生のママが言いました。
「塾代に加えて、特待生のお金を返さないといけない。すごい出費よ。
この学校に残れば、おそらく高校の入学金も免除だったのに、息子が出たいって言うから…」
あと、本当かうそかはわかりませんが、
「○○に受かったけれども、特待生だからこの学校に来た!」
という人が何人かいました。
(ノ_・、)
よほど、貧乏なのだろう…
と母は思っていました。
実際、特待生を多く含む選抜クラスのママよりも、他のクラスのママの方が華やかでした。
ある日保護者会で、
6年間特待生で国立医学部に受かった先輩のママが言いました。
「本当、ここはいい学校よね~
うちは6年間、一銭も払ったことがない!
学校には感謝の気持ちしかないわ~」
(-_- )
「…。」
(お宅の学費はうちが払っているんだけど…)
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