最近娘は、いつ見ても公文の数学しかしていないように見えました。
(-_-;)
また、公文の数学をやっているのか。
英語の公文もZ会の国語もあるというのに、いつまで公文の数学をやり続けるつもりなんだ。
毎日たった5枚の公文の数学をするのに2時間以上、かかっていました。ひどいときは公文の数学しかせずに、寝てしまっていました。
ある日我慢ができなくなった母は、ついキレました。
「公文の数学たった5枚に何時間かけているのよ！！
もっと、まじめにやりなさいよ！！！」
「ひどい…まじめにやっているのに！！」
「はあ？まじめにやっている人間が、５枚で２時間以上もかかるか！！！」
娘は泣いていました。
次の日になって、公文の数学を勧めてくれた友人に愚痴を言いました。
「娘が公文の数学をするのに、５枚で２時間以上かかるんだけど…」
「あー。うちは今、高校数学なんだけど、３枚で３時間かかっているよ？」
「え…」
「公文は誰も教えてくれないからね。
やり方を調べたり、自分だけで考えたりするんだよ。めちゃくちゃ時間がかかるのよ。
ただ、確実に力はついているわよ？」
「そうなのか…」
母は事情も知らずにキレて、娘に悪いことをしてしまいました。
帰ってきた娘に謝りました。
「ごめん。公文の数学は時間がかかるんだってね。お母さん、知らなかったから。」
「ふん！！」
ガーン…
「…。しくしく」
しばらく経って、学校の定期テストが返ってきました。
数学の1枚目は満点でした。2枚目の応用問題は普通でした。
基礎は完璧のようです。
数学の順位もまあまあでした。
公文の数学は時間がかかり過ぎるけれど確実に基礎だけはバッチリできるようになるようです。基礎だけは…
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