友人に敬虔なクリスチャンがいます。
小さなときから、毎週日曜日は教会に通っていました。
その子は中学受験のとき、偏差値があまり高くなくて倍率もさほど高くない地方のお嬢さま学校に進みました。
一学年50人ほどの小さな女子校でした。
入学してから少ししてその子のお母さんが言いました。
「うちの学校は、キリスト教系の学校だから、成績がよかったらキリスト教系の大学への推薦があるんだよ。」
「お!いいね。」
その子は、受洗(洗礼を受けた)しているから他の生徒よりもさらに、推薦がもらいやすいんだそうです。
「例えば、どんな大学の推薦がもらえるの?」
「すごく成績がよかったら、ICUにいけるかもしれない。」
「え?国際キリスト教大学?」
「そ。あと、青学の推薦もあるよ。」
「へぇー」
地方の女子校だから、みんなは東京の大学に行きたがらないようです。青学も、手を挙げればおそらくもらえるだろう!いうのです。
「あと正直なところ、同志社だったら絶対に推薦がもらえると思う。」
「え。」
通っている教会の牧師さんは、代々、同志社出身者だそうです。きっとその教会は同志社と繋がりがあるのでしょう。
牧師さんが推薦状を書いてくれるから、同志社は絶対にいけると思う。というのです。
「でも、いけるのは神学部だよね?」
「いや、ある程度の成績なら学部も選ばせてもらえるみたい。」
「へー。キリスト教系大学の推薦って、すごいんだね。」
「そうなの。中には推薦ほしさに、高校生になってからなんちゃって受洗をするズルい人もいるんだけどね。そんなよこしまな思いで信者を語るなんて許せない!」
母も、これを機にキリスト教を信じるから娘を推薦してくれないだろうか・・・と神にもすがりたい気持ちになるのでした。
※友人はプロテスタントの教会に通って、プロテスタントの学校に通っていますが、カトリックの大学にも場合によっては推薦してもらえるようなことも言っていました。
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