(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「1組のみんなはいつも90点台なのに、俺だけが70点台。賢いやつとは友達になれないよ。」
(; ̄ー ̄A←お母さん
「それでやけになって、最近は宿題が適当で小テストも悪くなっていたのか。担当の先生に言って、2組に戻してもらおうか?」
龍之介ちゃんの校舎にクラスは二つしかありません。先月まで下のクラスにいた龍之介ちゃんは、少し成績が上がり、真ん中よりわずかに上となってしまったため、今月から開成や桜蔭を目指す子供たちと同じ授業を受けています。
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「2組では俺がいつもトップで気分がよかった。でも1組だと最下位。やる気がでないよ。」
( ・`ω・´)←お母さん
「え?じゃあ。無理して難関校に行かない方がいいんじゃないの?」
Σ(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「いや、それとこれとは違うんだ!
副塾長先生が言ってた。
(* ̄∇ ̄)ノ←副塾長先生
『最高点で受かっても最低点で受かっても、その学校に受かったことに変わりはありません!』
ってさ。だから受験が終われば、トップで受かった人と俺は何も変わらない。劣等感なんてないよ!」
(; ̄ー ̄A←お母さん
「あっそ。」
龍之介ちゃんは1組に上がって、劣等感から友人もできず、やる気をなくしていました。
( ̄▽ ̄)ノ←お母さん
「まあ、来月からは元のクラスよ。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「そうだね。どうせ戻るだろうから、1組のみんなとは仲良くなれなくてもいいと思っていたんだよ。」
( ̄▽ ̄)←お母さん
「うん。最後は2組から楽しく難関校を目指せばいいわよ?」
どうせ受からないんだから。←ここは心の声
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「最後はクラスなんて関係ないよ。」
そして、来月のクラスが発表されました。
Σ( ̄ロ ̄lll)(ㆆ_ㆆlll)
「あ…」
またギリギリで1組に残ってしまったようです。
( ・`ω・´)←お母さん
「もう、こうなったら1組でお友達を作るしかないわね?最後の塾生活を楽しいものにしなさい。」
(ㆆ_ㆆ)←龍之介ちゃん
「そうだね。このままでは、下手したら再来月も1組になってしまうから、あきらめて1組で友達作るわ。」
龍之介ちゃんは、小学校よりも塾が楽しい、塾が生き甲斐小6男子です。最後の3ヶ月、1組のべべで受験を迎えた方がよいのか?2組のトップに変えてもらって受験を迎えた方がよいのか?悩んでいます。
(; ̄ー ̄A←お母さん
まあ。1組に在籍しながら、算数や理科は2組で受けさせてもらうのがベストなんだろうなぁ…